昨今、あおり運転に関することが至る所で表面化するようになりました。中にはそれが引き金となった、痛ましい交通死亡事故が起きて、マスコミでも盛んに報道されるようになりました。
報道されているあおり運転をみると恐怖すら覚えますし、茨城県の常磐道で起ったあおり運転はその最たるものですよね。もう一種の社会問題です。
あおり運転やそれまがいの運転に遭遇したことは、誰しも大なり小なり経験があるんじゃないでしょうか。あおり運転のような危険運転に対する一つの自衛手段として、ドライブレコーダーを設置される方が多くなっていますよね。私もドライブレコーダーを付けている知り合いから効果について話を聞かされると、やはり必要かなと思うようになりました。
実際、あおり運転関連のニュースが報道された後は、カー用品店でドライブレコーダーが売れ過ぎて品薄状態といった報道もされていましたから、皆さんの意識も高まっていると思われますね。
ドライブレコーダーを取り巻く環境について、簡単なレクチャー
レビューを見ていく前に、大雑把にですけど今のドライブレコーダー市場がどんな状況なのかを見ていきましょう。あおり運転の報道とかをみると、やはりつけておいた方がいいのかなという気にさせられます。
一人一人の声であるレビューではなくて、全体の傾向はどのようになっているのかを知ることができればまた、個人での必要性も変わってくるんじゃないかなと思います。
昨年を大幅に上回って販売台数が伸長
ドライブレコーダーの販売台数は好調に伸びています。販売統計をみると、2018年度では前年より28%も増えて139万台となったようです。販売台数自体は多いのか少ないのかは判断しかねますが、30%近く伸びたというのはすごいですね。しかもここ数年ずっと右肩上がりで来ているというのですから、この流れはまだまだ続くのかもしれません。
また、販売台数の増加とともに平均販売価格も約10%強増加。危険な運転に対して身を守ろうと思えば、前カメラだけでなく前と後ろにあった方がいいし、より鮮明に録画される方がいいと考えるのは自然な流れです。現に高機能を備えたタイプのドライブレコーダーの販売が伸長していて、18%まで占めているようです。前年がわずか1%だったのですから、スゴイ伸びですよね。
これからもドライブレコーダーを新規で購入される方は引き続き多いでしょうし、また以前買われた方の買い替え需要も徐々に出てくるという見通しもあり、ますますドライブレコーダー市場は熱くなっていきそうです。
様々なタイプのあるドライブレコーダー
1年間に多くのドライブレコーダーが販売されていることを、先程お伝えしました。一口にドライブレコーダーといっても実に様々なタイプがあります。
記録方式でいえば、車の動きとは関係なく常に録画する「常時録画」タイプや事故などの衝撃が加わった時に録画する「イベント録画」タイプがあります。更に、その二つが合わさったモノや駐車時監視、車線変更警告機能を備えたモノなどの「多機能」タイプもあります。
その一方で形態でみれば、一体型、スイングタイプ型、ミラー型、分離型などがあり、実に様々なタイプが存在しますますし、先程の記録方式とあいまって分け方によってはさらに複雑な組合せとなっています。
ドライブレコーダーを製造販売しているのは数社ありますが、2018年度の販売台数においては、コムテック、ユピテル、JVCケンウッドが上位3社でかなりのシェアを占めています。日本製を欲しい方にすれば、この中で見つけられるのではないでしょうか。
「 コムテック ドライブレコーダー ZDR-015 」のレビューを見ていく前に
ドライブレコーダーには様々なタイプがあることが分りました。そのタイプに様々な機能までが付随してくる訳ですから、「どれを選んだらいいんだろう?。」と思われても仕方ありません。その上、価格もバラバラとなっていますから、輪をかけて混乱してしまいますね。迷って当然です。
そうならないようにしっかりとレビューをみていき、自分に必要なポイントを明確にすることが大切ですよね。大事な身を守ってくるドライブレコーダーですから、これからじっくりとレビューをみていきましょう。
案外、購入決断の決め手になるかも評価の低いレビュー
商品選びでは、まず最初はメーカーのセールスポイントに目がいき商品が欲しいと気持ちが高ぶります。でも、いざ最終的に商品を購入しようとする段になると、やっぱりマイナス点が気になってきます。それがそんなにウェート占めるようなことでなくても、引っ掛かりますよね。
どうしても失敗したくないという気持ちが強いから、そのようになるんだと思いますので、まずは評価の低いレビューからみていきましょう。
前カメラの映像が夕方から夜にかけては少しはっきりしない感じで、夜には弱いのかなと感じました。後カメラも車のナンバーが見えにくいです。
メーカーの説明では白飛び・黒潰れ無しとなっているのに、そうじゃなかった。同じドライブレコーダーをつけてる人に聞いても、同じような症状になってると言っていた。
他メーカーのモノと比べて画質が悪い。車のナンバーはぼやけて見えるし、条件次第では太陽光の反射も受けてしまいます。魚眼レンズじゃないけど、隅っこは歪んで見えます。
前と後ろのカメラ搭載で価格が2万円を超えてるドライブレコーダーにしては、32GBだと圧倒的に容量が足りない。本体も大きいからルームミラー裏などには設置できない車種も出てきそう。
駐車中監視機能による消費電力が大きい、カメラの角度調整が難しい、衝撃検知後には操作しなければいけない、などの点はマイナス要素。映像は思いのほか鮮やかだっただけに残念。
割とちょっとした振動でも感知してしまうので、長時間運転ではちょっとウザイかもしれません。画面の角は歪みが大きいし、画質もフルHDとしてはキレイではないです。
一番気になってるのはやはり映像の画質だね。
評判の低いレビューでは、やはり映像の画質に関しても反応が多いように感じました。録画した映像がキレイにとれているか、車のナンバーがちゃんと読めるかといったことはドライブレコーダーの根幹を為すことですから、気になるのはある意味当然といえば当然ですね。
画質についてはまた評判の高いレビューでもしっかり見ていきたいと思っていますが、容量不足の件はちょっと判断しづらいですね。もともと車や周辺機器類について詳しくないので、残念ながらそのレビューにも共感はできそうもないです。でも、いざ購入するとなったら、その際に容量不足の確認をすればいいだけの話だし、その確認が案外、役に立つかもしれませんから。
ドラレコの評判の高いレビューもチェック
先ほどは、評判の低いレビューをチェックしましたが、これから評判の高いレビューのチェックです。
どうしても評判の低いレビューの中で指摘されていたポイントは、気になりますね。心情的には「本当のところはどうなの?」って思いがありますけども、機械をはじめとして商品には不良品というものは出てきますから、冷静に考えないといけませんよね。となるとやっぱり、評判の高いレビューで指摘された点は確認したいものです。
ドライブレコーダーを取り付けてから、心もち後の車との車間距離が広くなったような気がします。それと自分の運転も録画されることから、安全運転を心掛けるようになりました。
本体に併せてオプションの駐車監視・直接配線ユニットも購入しましたが、とても便利だし画像にも満足です。
あおり運転のニュースを見て保険のつもりで購入したドラレコですが、クリアに前方と後方のカメラともが映って満足してます。シンプルな機能で、設定もほとんど自動でできるので楽ですね。価格の高さも商品内容をみれば納得できます。
前と後ろの両方に取り付けれるタイプが欲しくて購入しました。今は振動等の誤動作も少ない感じだし、録画もしっかりとれてるし満足してます。録画しておけば証拠にもなるので、なんとなく安心感が湧いてきましたね。
初期設定のまま使っていますが、昼夜間ともに問題なく録画してくれてます。ちょっとした段差でも録画されるくらいで、感度は良好ですね。。
ドライブレコーダーとしての基本的な性能は問題ないし、前後カメラや価格や国内メーカーなどの条件で考えたら十分な品質じゃないかな。
私も自然と安全運転を心掛けるようになったわ。
マイナスレビューで散見された内容とは違って、こちらでは総じて好意的な反応が多かったですね。個別の機能については「もう少しこうだったら良かった」と「ここが改善されてらもっと良かったのに」といった願望的な口コミはもちろんあります。人それぞれ求めているものが違うし、その程度もまた異なっている訳ですから、いろいろな道具や商品を使えばそういうことが出てくるのは仕方のないことですよ。
それでも、ドライブレコーダーをトータルでみれば機能的にも十分満足しているといった感じを受けました。ひとつ一つの機能の評価ではなくて、あくまで全体的な評価としてね。
ドライブレコーダーはまず、「どんな場所でもちゃんと認識できる画像で撮影されて記録に残る」という本来の特性がちゃんと備わっていないといけません。それから後は、個々に欲する機能で判断すればいいんじゃないかなと思いましたね。
「 コムテック ドライブレコーダー ZDR-015 」の様々なレビューを見てきたまとめ
様々なドライブレーコーダーがある中で、今回は「 コムテック ドライブレコーダー ZDR-015 」のレビューを見てきました。
評価の低いレビュー、高いレビューそれぞれには、使った者だけにわかる気持ちが述べられていて、とても参考になりましたよね。
でも最も強く感じたのは、ユーザーの皆さんの意識がすごく高いこと。
マイナス点をあげられた方々は、もちろん商品に対する不満はあったのだと思います。でもそれは、商品の良し悪しで自分の身に不都合なことが降りかからないように、厳しくチェックしたがためのことでしょうからね。ある意味、期待の裏返しになってしまったのかもしれないですね。
評価の高い方々も、商品を厳しく見ていた視点は同じだったのではないかなと思いますね。ただ、総合的にトータルで評価されていたのと個別の機能ごとに評価されていただけの違いではないかと感じています。
いずれにしましても、あおり運転などの危険運転に対して対策を施している、意識の高さには驚かされますね。
「自分の身は自分でまもる。」
「自分の身は、ドライブレコーダーでまもる。」
といった気概のようにも思えてしまいます。
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