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【書評】「 ずるい考え方 ~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~ 」を読んでの感想レビュー

カルチャー

 

本を読むには人それぞれ目的があると思っています。

今回の「ずるい考え方」を読むにあたっては、今まで以上に発想が拡がる糸口が見つかったらいいなと云う希望をもって読んでみました。

本を読んで感じた事や大まかな目次、本を知るキッカケやラテラルシンキングに興味をもった理由などを書いています。

実際に目的にかなう内容だったのかどうかを、これから明かしていきます。

 

「ずるい考え方」の存在に気づいたのは偶然

「本は出会い」とよく云われますよね。

たまたま立ち寄った本屋さんで何の気なしに本を眺めている時に、突如自分にとって興味深い本に出くわしたことは一度や二度ではありませんから、この言葉は私も実感しています。

今回の本「ずるい考え方」も間接的に知ることとなったものですけども、まさに偶然の出会いでした。

本を知るきっかけとなったのは

まず、「ずるい考え方」を知る前に、この本のテーマとなっている「ラテラルシンキング」という考え方をテレビ番組で知ったのが、そもそものキッカケなんです。

そのテレビ番組というのは、大阪・朝日放送で放送されている『ビーバップハイヒール』。

ある時に、ラテラルシンキングをテーマにした放送があって、それを見た時に凄く興味を覚えたので、本があれば読んでみたいなと思ったんですよね。

それでネットでラテラルシンキングの本を探しましたら、いくつか検索に引っ掛かりました。

どれにしようか迷っていたんですけども、最終的にはテレビ番組のVTRを監修された作者の本に決めました。

それが「 ずるい考え方 ~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~ 」だったんです。

ラテラルシンキングに興味をもった背景

元々、アイデア創出とか発想については興味をもっていました。

以前勤めていた会社でチーフ・デザイナーとディスカッションしていると、何かのキッカケで次から次へとアイデアが出てくる経験をしていたんです。

例えがイイかどうかは分かりませんが、自分の頭のフタを木槌でポンと叩かれて、フタが開いて中からわんさかアイデアが出てくるような感じですね。

それも、何度も、何度も。

あまり制約をつけずにフリーの状態でディスカッションを始めると、そういいたことがあったんですよね。

それが一人でアイデアを出そうとしたら、なかなか出てきません。

出てきたとしてもありふれた感じのものばかりになるので、複数の人間が集まってブレ―ンストーミングなどの手法を使って発想力を補っているわけですから、一人で考えるのにはやはり限界がありますよね。

一人で考えなければならない時、デザイナーとのディスカッションとか木槌の代りをしてくれるものとして、このラテラルシンキングが発想を拡げることに役に立つのではないかなと思ったんです。

その好奇心に駆られて購入しました。

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「 ずるい考え方」の概略

本を読んでの感想に進む前に、本の大まかな目次を紹介して、それをもとにして概要を書いていきます。

大まかな目次 

第1章 ようこそ!ラテラルシンキングの世界へ
ラテラルシンキングってどんな思考法?
13個のオレンジを3人で分けるには?
なぜ、ラテラルシンキングが必要なのだろう?
あなたの身近にあるラテラルシンキング

第2章 ラテラルシンキングに必要な3つの力
疑う力 ~ 固定観念を打ち破る ~
抽象化する力 ~ 物事の本質を見抜く ~
セレンディピティ ~ 偶然の発見を見逃さない ~

第3章 最小の力で最大の効果を出す
努力しないで大きなリターンを得るには?
他者の力をかりる / 作業を組み合わせる /「楽する権利」を手に入れる 他
〈ケース1〉小さな工夫で定時離陸を実現した航空会社

第4章 相手の力を利用する
弱者が生き抜くための3つの方法
コバンザメ型 / 寄生虫型 / ヤドカリ・イソギンチャク型 他
〈ケース1〉トップ企業にはりついた化粧品メーカー
〈ケース2〉「業界第2位」をアピールしたレンタカー会社

第5章 異質なもの同士を組み合わせる
新しい価値は「組み合わせ」から生まれる
成功例から転用していく / 組み合わせにも相性がある /
メモがひらめきを呼ぶ 他
〈ケース1〉スティーブ・ジョブスのマッチングセンス
〈ケース2〉ユニークな喫茶店 成功の秘密

第6章 先の先を読む
目先の利益だけを追求しない
ゴールから逆発想する / それは本当に正しいゴールなのか 他
〈ケース1〉やがて生まれる需要に賭けた松下幸之助
〈ケース2〉未来の世界を見通したトーマス・エジソン
〈ケース3〉有利な報酬を選んだジョージ・ルーカス

第7章 ムダなものを捨てない
ムダなものはほんとうにむだなのか?
目的があるから「ムダ」が生まれる / はみだし者が突破口をつくる /
セレンディピティはムダがあってこそ 他
〈ケース1〉タダのものを生かした浅野総一郎式ビジネス
〈ケース2〉“ もったいない ” がもたらしたノーベル賞

第8章 マイナスをプラスに変える
「ダメな部分」に隠れている宝物を探そう
あきらめる前に発想を転換する / 「マイナス」を生かせる場所を探す 他
〈ケース1〉小林一三の逆転発想
〈ケース2〉夕張市「負の遺産」を学ぶツアー

第9章 ラテラルシンキング力を試してみよう

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本書の概要

「ずるい考え方」は、目次の通り第1章から第9章まであります。

ラテラルシンキングの内容がそれぞれの章ごとにまとめられ、エピソードとともに具体的事例として紹介されています。

第1章では、ラテラルシンキングの特徴が述べられています。

ラテラルシンキングは水平思考とも呼ばれるもので、順序立てずに一気にジャンプしてゴールに結びつく答えをだす考え方。

また、直感を大切にし自由奔放に発想する考え方ですので、正解はひとつとは限りません。

もう一つの考え方に、物事を順序立てて積み上げていく、別名垂直思考と呼ばれるロジカルシンキングがありますが、それとの比較を通して説明もしています。

乱暴な言い方をすれば、ロジカルシンキングの対極にある反対なものと認識すればイメージしやすいと思います。

それでも決して、ロジカルと対立するものではありません。

例えば、最初はラテラルシンキングで発想を拡げて、その後ロジカルシンキングで検討するように使っていけば、共存、補完する関係になりえます。

ラテラルシンキングの特徴として、

1)様々な枠組みにしばられず自由になる
2)新しいものが生まれる
3)問題解決ゴールの最短ルートが見つかる
4)結果論的に、お金や時間や手間が節約できる

とも述べられています。

第2章では、ラテラルシンキングン必要な能力として、「疑う力」「抽象化する力」「セレンディピティ」を挙げられて説明しています。

第3章から第8章までは、目次にありますようにそれぞれの項目内容について説明してくれて、さらに具体的事例(ケース1~3まで)を通してより深く解説してくれています。

以上が大まかな「ずるい考え方」の内容です。

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この本を読んで感じたことのまとめ

まず、ラテラルシンキングというものを様々な切り口で説明してくれ、具体的な事例とともに解説してくれたので、とてもわかりやすかったですね。

その事例も自分の知っている人達の話だったりするとさらに興味深くなって、スラスラと読めました。

肩肘張らずに気軽に読める内容だと思いますね。

また、ロジカルシンキングとラテラルシンキングについても、違いや使い方まで説いていただきましたので理解は深まりましたね。

最初はラテラルシンキングで発想を拡げて、その後ロジカルシンキングで検討するという使い方は、これからいつでも使えそうです。

他にも、ラテラルシンキングに必要な力とか発想する際のポイントを具体的に教えてくれていますから、当初私が抱いていた「今まで以上に発想が拡がる糸口が見つかったらいいな」という希望は十分叶えられましたよね。

具体的な手法は全部覚えられなかったとしても、アイデアを出さないといけない時にはいつでも見返して、その手法を使えるようにしておきさえすればいいんじゃないかなと思います。

 

それと同時に、読み物として「面白かった」だけで終わるのではなくて、やっぱり実践してこそだなとも感じました。

「ずるい考え方」の本当の良さというは、アイデアを出す必要な場面で、いろいろなアイデアを出した時にこそ表れるものではないかなと。

だから、この本を読んでその知識や事例をどこかでしゃべることではないし、ましてや自分ひとりで悦に入る事でもありませんよね。

今までの自分よりも少しでも発想の巾を拡げて、仕事や社会、或いは日常生活において身の回りに起こっている問題に対して、発想豊かにアイデアを出していくこと。

まさにそのための書だと思いましたね。

またそうしてこそ、この本の本当の価値が出てくるんじゃないかなと思いますし、実際そのように実行できたら、云うことないですよね。

 

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