モノ・コトぱとろーるの管理人アトラス・フリークです。
皆さんは美術館や博物館へ行くことはありますか?。
管理人はヘビービジターではありませんけども、美術館を訪れては作品鑑賞を楽しんでいます。
もちろん鑑賞するだけでも楽しめますが、できることならアートの事を知っておいた方がいいと思いますよね。
そういった中でアートについてレクチャーしてくれる「超わかりやすく ビジネスに効くアートを教えてください」を見つけたので購入しました。
目次をもとに管理人独自の感覚でかいつまんでまとめた内容や読後の感想などを整理して述べています。
美術館にはよく行くけど、実際のところアートの事はよくわかっていなかったから楽しみだわ。
美術館へも行かない俺でも多少は分かるようになるかなぁ。
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『東大の先生! 超わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください! 』の概要
この本はタイトルの「アートについて教えてください」というタイトルの通り、東大教授の三浦俊彦先生がアートについて学ぼうとする生徒に教えるという形でページがすすんでいきます。
なので全体の章立ても「〇時限目」という授業スタイルで構成されています。
一般的な書物のような文章が綴られてはおらず、会話形式で展開されていますので理解しやすくて読みやすいかもしれませんね。
ただ管理人としては、こういう会話形式の掛け合いの本はあまり好きじゃないですが、でも特にアートというような訳の分からないものに対しては、こういうスタイルはひょっとして合ってるかもしれません。
会話形式だったら、人がしゃべった言葉が文字になってるんだから読みやすいんじゃない⁈
『東大の先生! 超わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください! 』の目次
目次は、「1時限目」「2時限目」という授業スタイルで展開されていて、割と分かりやすくまとめられています。
先生が講義するというよりも生徒の質問に答えるというカタチで進んでいきますので、目次にもアートについて聞きたかったこととか分からないことなどがストレートに反映されていますね。
なので結構一般の人にとっても共感しやすい目次じゃないかなと、少なくとも管理人はそう感じましたのでこれから読んでいくのが楽しみですね。
目次は次の通りです。
はじめに
(1日目)
今流行りの「アート」って何?
1時限目 なぜ「アート」がこんなに注目されているんですか?
2時限目 アートとデザインって違うんですか?
3時限目 結局アートって、なんの役に立つんですか?
(2日目)
美術だけじゃない!アートの種類と価値はいろいろある
1時限目 アートは大きく3三つに分類される。
2時限目 アートの価値はどんなふうに決まるの?
(3日目)
<教養としての「アート」> アートは進化論で学ぶと超面白い!
1時限目 超面白く「アートの始まり」を教えてください!
2時限目 パラダイムで見るざっくりアート史
(4日目)
<刺激剤としてのアート> 現代アートの魅力を教えてください!
1時限目 見かけよりも哲学で勝負!現代アート
2時限目 現代アートの世界観を教えてください!
(5日目)
<人生の本番としてのアート・前編> アート鑑賞のすすめ
1時限目 見て、聴いて体験しよう!アートの世界
2時限目 初心者におすすめの現代アート教えてください!
(6日目)
<人生の本番としてのアート・後編> 全員がアーティストになる時代
1時限目 アートを創作する意味を教えてください
あとがき
中には面白そうな目次があるから、なんか興味が湧いてきたね。
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『 ビジネスに効くアートを教えてください! 』の目次を更に詳細にした章ごとの要約
この本には、アートとは何ぞや?といった定義からアートの価値、更にはアートの分類や歴史までの内容が簡潔に様々な側面から述べられています。
先生と生徒との会話のやり取りを通じて実に多角的に解説されているんです。
その内容を管理人の独自のチョイスで章ごとに要約してみました。
(1日目の概要) 今流行りの「アート」の正体が発覚
ーーーーーー 1時限目 ------
早速1時限目から、私が最も知りたかったこと「アートとは何ぞや?」について記されています。
アートとは「常識をブチ壊す工夫」であると。
そしてアートは「枠組みを壊してバージョンアップして」を繰り返しているとも述べられていました。
また、ビジネスの世界とアートとの関係性についても言及されており、パラダイムシフトやイノベーションという概念を用いて説明されていますね。
読書開始早々に、アートの正体が明かされましたよ。
ーーーーーー 2時限目 ------
アートとデザインの関係性について述べられています。
「アートの要素を日用品に応用したもの」がデザインと定義されていましたが、その一番の違いは実用的かどうか、と述べられてました。
あとはページを割いて詳しくアートとデザインの違いについて説明されています。
ーーーーーー 3時限目 ------
ここでは一般的な生活ではあまり実用性が感じられないアートの効用を説いています。
その効用は大きく3つに分類され、先生と生徒の会話を通じて深く掘り下げられています。
そして最後にはアートの目的についても話されていましたね。
個人的にはこの効用のひとつ「<刺激材>としてのアート」という捉え方が一番しっくりきました。
最初の1時限目の授業(?)から早速「アートとは?」について記されていたのにはちょっとびっくりしましたが、もう1日の授業でこの本の世界に引き込まれましたよね。
(2日目の概要)意外にも論理的に成り立つアートの価値
ーーーーーー 1時限目 ------
1時限目では、アートは三つに分類できることを述べて、それから分類されたそれぞれのアートについて細かく解説しています。
かなりかいつまんでわかりやすく解説しては頂いてますが、それでも中々頭に残りづらい(記憶しにくい)のが正直なところですね。
もちろん理解できればアートを深く知れることになるので、重要なことには違いありませんけれどもね。
ーーーーーー 2時限目 ------
この時間ではアートの市場価値がどう決まるのかについて説明されていました。
管理人も含めて一般の人が、純粋に思っている「アートのお値段はどうやって決まるの?」ということですね。
この市場価値の決まり方は日頃から疑問に思っていたことですから、すごく興味深かったですね。
そしてアートというのは主観的で感覚的なものとの一般的な認識がありますが、実際はそうでなくてアートの価値はロジックで成り立っているというのは本当に意外でした。
その後、価値の高まり方を事例を紹介しながら説明していますし、様々な側面から勝ちについて触れています。
(3日目の概要) もてるためにアートが生まれた⁈
ーーーーーー 1時限目 ------
まずこの日の授業はアートの歴史に関してでした。
まず1時限目は、人類進化論の観点からアートが発展してきた過程を歴史を遡ってみたり或いは動物を例に出しながら詳しく解説されいます。
アートが生まれた背景に「モテるため」というのが定説というのには、ショックを覚えました。
モテることとアートとの間に密接な関係があったなんて、もっと早く教えて欲しかったですよね。
ーーーーーー 2時限目 ------
2時限目は、著者の三浦俊彦先生による「パラダイム転換」という独自の切り口で西洋美術史を紹介されています。
それぞれの時代のムーブメントは聞いたことはありますが、なかなか内容とか特徴までは掴んでいませんでしたし繋がりも分かっていませんでした。
でもダイジェストで説明していただいた分、すごくわかりやすかったですね。
(4日目の概要)コンセプチュアルアートは現代アートの主人公
ーーーーーー 1時限目 ------
この時間では現代アートの系譜について話されています。
アートはどの時代のものでも理解しづらいですけども、現代アートとなればさらに難解なものですよね。
その難解な現代アートの魅力をあの手この手で教えてくれています。
ーーーーーー 2時限目 ------
先ほどの時間では現代アートの全貌について述べられていましたが、この時間では現代アートの中のコンセプチュアルアートについて語られていました。
コンセプチュアル・アートを通じて、より深く現代アートのマニアックな部分について述べられていました。
読んでもまだまだ難解なことだらけの現代アートですけども、以前よりかは多少は理解が進んだかなと思いますね。
(5日目の概要)自分を見つめ直すアート鑑賞のすすめ
ーーーーーー 1時限目 ------
今までアートとは何?といった定義や価値、アートの分類や歴史など様々な側面からアートの世界を見てきました。
これからはそれらを踏まえた上でアートの鑑賞方法について紹介されています。
また、アートを通して今の自分を見つめ直すことができる利点やアートを鑑賞する際の注意点を述べています。
ーーーーーー 2時限目 ------
この時間ではアート鑑賞の初心者におすすめの現代アートを紹介してくれていますし、中でも現代工芸はおすすめのジャンルとして案内してくれています。
今日の授業ではアートの鑑賞方法を1時限目から教えてくれていますが、この時間では特に現代アートの鑑賞の仕方をより細かく丁寧に教えてくれています。
これでしたら難解な現代アートといえども、敬遠しなくてもよさそうですよ。
(6日目の概要)アートの創作で生活に良い結果をもたらす⁈
ーーーーーー 1時限目 ------
最終日の授業はアートを創作することの効能や方法を紹介してくれています。
やはり人間には自己表現欲求があり、何かを創作したい気持ちがあるようですね。
Twitter や Instagram での発信がアートにもなり、鑑賞能力があればコンピューターの進化によって創作ができる訳ですから、全員がアーティストになれる時代だとも述べられています。
また、この項目の中で「制約こそ、創造性を高める最強の道具」と言及されていましたが、個人的には凄く共感を覚えましたね。
管理人の経験則なんてたかが知れてるし他愛のないものですけども、同じように制約の重要さは感じていましたね。
アートもそれほど生活とかけ離れたもんじゃないね。
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『 超わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください! 』が答えを教示
読む前は、会話形式の本はあまり好きではなかったのでどうなる事かと思っていましたが、いい意味で裏切られました。
会話形式云々ということに気を取られることなく、どんどんページが進んでいきあっという間に読めましたね。
ずっと抱いていたモヤモヤ感
最初の始まりのところでも書きましたけども、美術館巡りは好きです。
見る対象というのは陶芸がほとんどで一部彫刻も入っていますけども、立体作品がほとんどです。
昔からある伝統的な伝統的な工芸的作品も良いのですが、現代の感覚を取り入れた新しいテイストの作品やオブジェみたいな一見すると アートっぽいような作品もとても好きですね。
そういった作品を見た時や日常でふらっと思い出す時、「アートとは何なんだろう」といつも気になっていました。
当然、学術書などを読めばアートの定義みたいなことは書いてあるんでしょうけども、どうしても難解そうだなという意識が先立ってしまって調べるには至りませんでした。
もっと簡潔明瞭にかみ砕いてくれたアートの定義を求めていましたね。
なのでこの本を見つけた時に「アートについて教えてくれるかもしれない!」、「アートと何か」の答えが見つかるかもしれないと思ったんです。
一番知りたかった「アートとは何?」に答えてくれた書籍
この本で管理人が一番知りたかったことそれは「アートとは何?」の答えでした。
それが1日目の授業から、「アートとはなんぞや?」という問いに対して「アートとは〇〇。」という解を簡潔に明瞭に述べてくれていたのには、非常に好感が持てました。
特定の用語を散りばめてことさらに難しく話される方が多い中で、誰にでもわかる言葉で簡潔明瞭に伝えてくれるというのは本当に有難いですよね。
三浦俊彦先生曰く、アートとは常識をブチ壊す工夫と定義しています。
もちろんもっと細部にこだわって解説することもできるはずですが、我々凡人にチョーわかりやすくひとことで述べていました。
いやぁ~気持ちがいいくらいスパッと語ってくれたので、スッと腑に落ちましたよね。
それからパラダイムシフトやビジネスでの関わり、アートとデザインの違いやアートの効用など様々な視点でアートの本質を補足されていました。
もう個人的には、最初の項(1日目授業)でほぼ満足しましたね。
満足した1日目授業以外の授業もチョー好奇心をそそる内容
アートとは?の答えを知ることを除けば、それ以外の内容は管理人にとってはおまけみたいなものでしたが、でもおまけというのにはもったいない話が随所にちりばめられていましたね。
中でも「刺激材としてのアート」の項で紹介されていた、クリエイティブな人とクリエイティブでない人の違いというのも実に興味深かったです。
そして進化論で云われる「多面発現」という現象もとても好奇心をそそられました。
みんながそれぞれ持っている、ある遺伝子の働きが実生活で役立っている時に、他の生活の場面にも表れることがあるという考え方でしたけども、興味深かったですね。
また、アートの様式などの言葉自体はかすかに頭に残っていたりしますが、どのように体系立てられて変遷していったのかまではほとんど理解していなかったので、それを学べたことは良かったなと思います。
現代アートについての解説も刺激的なものでしたね。
見るからに難解そうでとっつきにくいイメージの現代アートですけれども、興味が湧くように説明していただいてお陰で大分身近なものに感じられるようになりました。
アートとは何かを知ることの意義
「アートとは何か?」について調べたり考えたりしなくても、アート鑑賞は出来ますし十分それでも楽しめます。
別に批評家にでも専門家になるわけではありませんので、全く問題はありません。
それでも「アートとは何か?」、アートの歴史や種類を調べることによって、さらにもっと深いレベルで楽しむことができるからです。
調べたり学んだりすることはある意味手間のかかることです。
でもその一手間をすることによって作品の理解度が格段にアップとまではいかなくても楽しむ度合いは深まっていきますので、その効果は大きいと言わざるを得ません。
管理人の経験則から云えば、そう断言できますね。
知りたかったことが書いてあると喜べるよね。
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購入して満足のおすすめ書籍 『 ビジネスに効くアートを教えてください! 』
ですから全体を通しての感想としては、ページをめくっていくのがとても楽しくて、「早く次の内容を知りたい」、「次のページを見てみたい」と思ってしまうほどでした。
読んでいくと共感できる部分も度々出てきたし、なるほどなと感心させられる部分も多く出現しました。
また逆に「えっどういうこと」と理解しづらい部分もありましたけど、それでもページをめくるのはとても楽しかったですよね。
自分が興味のあるテーマの本を読んでいる時って、時間を忘れるぐらい楽しんだね。
当初はこういう会話形式の本は苦手なので買うのをどうしようかと躊躇していましたけれども、全くの杞憂に終わりました。
本当に買って良かったなと痛感しました。
通常は何かを知るためノウハウを身につけるため、或いは楽しむためといった目的をもって本は読まれますが、そういった心構えは必要ありません。
アート作品に対峙するがの如く、この本に対峙して読んで頂いたらと思います。
この書籍でアート鑑賞を薦められていたように、管理人も『東大の先生! 超わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください! 』はおススメしますね。
今まで以上に美術館でのアート鑑賞が楽しめるようになるんだったら、読んででみようかな~。
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